2020.02.19

ついに木桶完成! 完結編

木桶復活プロジェクト2020へ 2日目その2

お昼ご飯を食べ終え、午後はいよいよ当店の木桶へ底板を入れる作業。
その作業が予想外に大変で・・・。まさか膝が震えるとは・・・。

ノンビリしている間に底板が木桶に入っていた!
緊張して見つめる
ヤマロクさんと大工の直さんが入ってハンマーで・・・
思い切り振り下ろします
その様子を心配そうに見つめる
力を込めて狙った部分を下げて行きます
「固いね」という言葉が・・・
今度は太い柱を使っての作業
4人で持ち上げ突き落とします!
そして私たちの番です!
持ち上げて!
突き落とす!!!
バランスを崩すと落ちそうなるので気を付けながら
持ち上げて突き落とす!!!
これをみんなで何度繰り返したでしょう(我々は10回やったかな?)
次の方に代わってひたすら同じ作業
放心状態の私・・・膝がガクガク、足全体がブルブル
何十回も突いてようやくヤマロクさんの「OK!」が・・・
皆さんが拍手してくれたのが嬉しかった
固かったけどきっちり入った印象
直さんが仕上げのサンダーをかけてくれます
他の方々も代わる代わる仕上げをしてくれます
こちらがぼーっとしている間に片づけが始まり
やる事が分かっている皆さんはテキパキと作業します
フォークリフトの通り道を作って
竹も急いで片づけ
ヤマロクさんフォークリフトで登場!
フォークリフトの爪を長いものに取り換えて木桶を外に運び出しました
そして、水を入れて漏れの確認・・・ヤマロクさんが「太田さんビックリしないでね、最初は物凄い量が漏れるから」と
きれいな木桶にうっとりしてご機嫌な私
中はこんな感じ
盛大に漏れる水をみんなで眺めている様子
山本さん直さんが水漏れが止まる仕組みを説明してくれました
「底板がきっちりはまるのが正解かというと、そうも言えないし、どれが正解なのか探ってるんだよな~」と
盛大だった漏れはヤマロクさんが言ったとおり、30分後にはほぼ止まり・・・
作業がすべて終わった時、帰りの時間が迫ってました
全国醤油サミット2020in塩竈のポスターを貼って塩竈チームの記念撮影
最後にみんな一緒に「ささかま!」でパチリ
我々も別れの儀式をしてもらい(写真や動画がないのが残念)、別れを惜しむ間もなく船の時間を気にしながら土庄港へ。17時10分発の高速船に乗り込んで、小豆島に別れを告げたのでした

興奮冷めやらぬ状態で帰路に就いた船の中、この二日間を振り返る余裕もなく船の窓を眺めていました。
とにかく熱い木桶造りが無事に終わってホッとして塩竈に戻りましたが、あの場にいた人たちの中には何年も通っている方も多く、作業や手順が頭に入っているのでサポートがしっかりしているのを感じました。
「これなら着実に木桶は復活の道を歩むのだろうな・・・」そんな思いを抱きました。木桶復活プロジェクトは多くの方がかかわって、今や世界からも注目される動きになっております。
たった一日かかわらせていただき、一緒に木桶造りが出来たことが唯々嬉しく、皆さんと交流できたことが私の中で大きな意味を持ち、そして次の思いが膨らんでいます。一昨年ヤマロクさんに会いに来たときは木桶を発注するなんて夢にも思っていなかったのに・・・人生は分かりません。
とにかくお世話になった皆様本当にありがとうございました。
またお会いできることを楽しみにしております!
では、11月20日、21日の醤油サミットでお会いできることを楽しみにして、次は醤油の仕込み・・・その前に木桶を受け入れないと。
その準備に取り掛かります!