2020.01.01
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
さて、お正月といえば餅。
あんこ餅にゴマ、くるみ、醤油を付けた磯辺に納豆、きな粉にエビなども・・・餅に様々なものを絡ませて食す定番の食べ方がありますね。
そしてもう一つが「お雑煮」。
全国様々なお雑煮がある中で、塩竈の「お雑煮」といえばこれ。
ハゼ(鯊)という塩竈湾に住む魚を焼き干しにしたもので出汁をとるもの。澄まし汁に具は「お引き菜」と呼ばれる大根と牛蒡の千切り(細長く切ったものを下茹でして凍らせておくというひと手間がある)、紅白の蒲鉾と黄色い蒲鉾(伊達巻の時もあったかな)、凍み豆腐とセリか三つ葉。そしてイクラ・・・。
宮城県のお雑煮は出汁が地域によって違う。
鳥だしもあれば、キノコもあるし、同じく三陸の海でとれる海鞘(ホヤ)を干したものもある。
そこに共通するのは「醤油」ベースで味付けをする事。
仙台味噌はうまみが豊富なのだから、京都のように味噌を使っても良いのでは?などと思ってはいけない。 そこには繊細な出汁が効いているのだから、味噌でその風味を消してはいけないのである。
特に「ハゼ出汁」は繊細でおとなしい出汁であるため、醤油も香る程度に使わねばならない。
ここには正月料理、ハレの料理として贅沢に!という海のまちの食文化がある。
江戸の時代、醤油はまだ贅沢品。
だからここは贅沢な出汁に「醤油」でなければならないのです。
塩竈を訪れた際は是非このハゼ出汁を味わって頂きたいと切に願います。
木桶仕込み復活プロジェクト。
クラウドファウンディングのスタートまであと2日です。
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