2021.07.10

地元の高校生と醤油の授業 その2

後半は、同校の卒業生であり、市内で日本料理店「和み処 男山」を営む佐藤強さんを講師に、昆布と鰹節を使った出汁の引き方、そこから椀物に仕立てるまでの過程で醤油をどのように使うかなどを通して日本料理の心と技を伝えていただき、最後にサプライズで余った出汁を使って、淡口醤油を使った出汁巻き卵を振る舞っていただきました。

昨年は調理実習がなく、今年も今回が初めての実習となった今回の授業。
生徒たちは、親方の動作の一挙手一投足を食い入るように見て学び取ろうとしているなど、美食の街塩竈を牽引する次世代が育つ授業になっていた気がしました。少しはお役に立てたかな?

佐藤さんが実際に出汁をとってみせて。
味を確かめた生徒たちの表情が出汁の美味しさを物語っていました。
今度は自分たちで出汁を引きます。
こちらも美味しさに笑顔がこぼれます。
こちらは余った出汁で出汁巻き卵を作る様子。 生徒たちに見つめられて親方も緊張気味・・・。
こちらも繊細なお出汁にアクセントの淡口しょうゆが効いてます。
最後にはすし職人になりたいという生徒さんが、真剣な眼差しで親方に質問を。 こんな時間があっただけで我々もお役に立てたのかな・・・と、感慨深かった一日でした。